バッファー付き総チロキシン測定用ワンステップ診断キット
使用目的
診断キットのために総チロキシン(蛍光免疫クロマトグラフィー法)は、ヒト血清または血漿中の総チロキシン(TT4)を定量的に検出する蛍光免疫クロマトグラフィー法です。主に甲状腺機能の評価に用いられます。本検査は補助的な診断試薬です。陽性反応が出た検体はすべて、他の方法によって確認する必要があります。本検査は医療従事者のみを対象としています。
まとめ
チロキシン(T4)は甲状腺から分泌され、分子量は777です。血清中の総T4(Total T4、TT4)は血清T3の50倍です。そのうち、TT4の99.9%は血清チロキシン結合タンパク質(TBP)に結合し、遊離T4(Free T4、FT4)は0.05%未満です。T4とT3は、体内の代謝機能の調節に関与しています。TT4の測定は、甲状腺の機能状態の評価や疾患の診断に用いられます。臨床的には、TT4は甲状腺機能亢進症および甲状腺機能低下症の診断と効果観察のための信頼できる指標です。